日本人ママ必見!子供の叱り方、各国事情
こんにちは、お富(おとみ)です。
昨日目にした光景。
お母さんが道に落ちていた石を投げながら歩いていた子供に対して、
「こら!やめなさい!」
って。
で、今日は世界で見る子供の叱り方について。
日本人は先程の話のように、道端でもスーパーの中でもどこでも叱る。
しかも理由は特に言わず、「やめなさい!」「だめ!」の一言ってことも多い。
「日本人は子供を叱るときにも理由をはっきり言わないよねー」
アメリカ人の友達に言われた言葉。
うーん、そうかも、ごもっともかも。
「石が人にぶつかって怪我させるかもしれないからやめさない。」
やはりこの程度の理由をつけて話さないといかんかな。
アメリカ人は理由をはっきり!わかりやすく!がモットー。
「石を投げてはダメ。なぜならば理由は1つ。誰かにぶつけるかもしれないから!」
こんなところだろうか。
論理的、子供も納得しやすい。
で、ポイントはアメリカの場合は親だけでなく、周りも同様に子供を叱る。
「ショッピングモールの中で走り回ってはダメ。私みたいなおばあちゃんがびっくりしてコケちゃうわ。聞いてくれてありがとう。嬉しいわ。良い1日をね。」
こんな感じで通りすがりの子供に赤の他人が気軽に声をかける。
そして「聞いてくれてありがとう」とか「良い1日をね」とか、
素敵な言葉もつけるので言われた子供はふてくされたりしない。
むしろ、ちゃんと聞いて、いいことしたぞ、みたいな気分になっちゃう。
だからプラス思考の国民が多いのかなー。
ドイツ人やフランス人は「延々と納得するまで諭す。語る」って感じ。
「どうしてダメだと思う?考えを言ってごらん。」
「そうだね、でも他にも理由があるよ。それはね・・・」
とにかく長いイメージ。
小さい頃からで慣れているのか、「もーいいって!」とならずに
神妙に聞いている子が多い。
叱るというより、「諭す」「語りかける」という感じなので、
親が感情的に「こらー!」みたいな場面にはあまり遭遇しない。
日本やアメリカと同様に、人前でも親がきっちりと叱る。
一方、人前で怒らないのが中国人。
子供は家庭の中で、家の中で叱られる。
日本人みたいにスーパーとか、ましてや道端で怒られたりなんて絶対ない。
「叱られる」=「悪いこと、恥ずかしいこと」なわけで、
そんな恥ずかしいことは他人には見られたくない、そんな気持ちが親が強い。
なので、子供においても人前で褒めたりすることはあっても、
「こらー!」なんて説教はしない。
家に帰ってから、「あの時のああいう行動はいけません!」と叱る。
あと、家庭よりも学校での教育が重視されているため、
先生は結構怒るし怖いらしい。
友達の家に行った時に、「そんなことしてたら先生に言うよ!」って言葉を何回か聞いたことある。
まーとにかく人前で叱らないので、「日本人は人前で平気で我が子のことを叱っていて本当にびっくりする!」ってよく言われるのよ。
中国人観光客が増えてきてますから。
銀座のど真ん中で自分の子供を叱るとき、ちょっと周りの観光客に気をつけて。
きっとすごくびっくりしてるから。ツイッターされてる可能性高し。
私は中国に子供連れて赴任してた時期がありまして。
その時に「絶対に部下を人前で怒ってはいけない」って何人もの人にアドバイスされたけど、本当にそう。これ中国人と接するときとっても大事だから。
人前で叱られないで育った人たちは、親でもないただの上司に大の大人が人前で叱られるなんて「恥」なわけ。
なので面倒でも必ず別室に呼んでから叱ること。
これ、中国人の部下を持つ時に気をつけることあるあるです。
あ、話逸れたね。
でも色んな国の人たちと接してきたけど、
やっぱり日本人って「以心伝心」「言わなくても分かるでしょ」みたいなところ、
強いなーと思う。
親は「言わなくても何が悪いのか、何で悪いのか、分かるでしょ。」って思うんだけど、かくいう私もそう思って説明を端折っちゃおうとするんだけど、やっぱりきちんと説明することが大切だね。
親も叱るときだけでなくても、説明する癖をつけなきゃな。
「何かを伝えるときは、きちんと説明をしなければいけないんだな。」ってことが自然と子供に身につくようにしたほうがいいんだろうな。
書きながら自分の子育てを少し反省しだしてきたぞ。
うーん、明日から頑張ろう。
ちなみに日本では、
「嘘つきはエンマ様に舌を抜かれるよ」とか言うけど、
キリスト教のママ友は、
「嘘をつくと天国に行けないよ」って言ってる。
各国ではどんな言い方をするのか、ちょっと注意して探してみよっかな。
面白いのが集まったら報告します。
ではまた。