子持ちバリキャリあるある ~初めての○○に立ち会えない~

こんにちは、お富(おとみ)です。

 

子持ちバリキャリだった私。

あ、子持ちは続いているけれど(当たり前だろーが!)、

バリキャリだけ昨年末で辞めました。

 

バリキャリしていたことにほとんど悔いはない。

「ほとんど」と書いたのは、一つだけ「子供のことで残念だったこと」が。

それは、「子供が初めて立った瞬間に立ち会えなかったこと。」

 

私は1人目が生後6ヶ月のときに復帰した。

保育園に朝早くから、夜遅くまで、ガッツリ預けてた。

保育園に朝到着するまでは、「こんな小さいのに可哀想だな。」

「もっと一緒にいてあげたいのにな。この選択で合ってるのかな。」

なんて思っているものの、出社すると、

「昼のミーティングまでにこれ終わらせて、午後はこの企画に着手して・・・」

一気に仕事モード。子供のことをほとんど思い出すこともなく夜になる。

で、また保育園に迎えに行くと、途端に母親モード。

自分の中で、仕事人としてのモードと母としてのモードが代わる代わる!

 

でも結局、一日の大半は仕事してるわけで。

子供は保育士さんたちが見てくれているわけで。

 

ある日、

「もう少しで立ちそうですよー。」って言われた。

「えーそうなんですか!うわー感動!ママにもあとで見せてねー。」なんて言ってた。

 

ところがその後、仕事が忙しくなり、

送り迎えすべてを旦那にお願いする日々が続く。

確か10日くらいだったかなー。

 

旦那からの報告と保育士さんが書いてくれるおたより帳から、

「初めて一瞬立った」

「ちゃんと立った」

「立って笑顔だった」

「かなりしっかり立てるように」

「立つのが嬉しくて仕方ないみたい」

そんな様子だけを聞く毎日だった。

 

子供って成長が早い。

早すぎる。

 

仕事が落ち着いて、久しぶりに保育園にお迎えに行くと、

しっかり立ってるしーー!!!

初めて自分の目で確認できたってわけです。

 

立ってて嬉しー!感動ー!

となるはずが、私の気持ちはそうはならなくて。

 

母親なのに。

一番に見たかったのに。

ヨタヨタしてる様子も含めてこの目で見たかったのに。

 

母親なのに。

初めて立つところも見られないなんて。

そこまでして働くのか!?

それが望んでいたことなのか?!

 

初めて立って、

旦那も保育士さんもとても喜んでいるのに。

私は自分が情けなくて、悔しくて、悲しくて。

 

とてつもなく心が悶々としたのを覚えています。

 

子持ちバリキャリの先輩たちも似たような経験があって。

「初めての言葉はママじゃなくて先生だったよ。」

「初めての離乳食はお義母さんがあげてたんだよねー。」

「初めての発表会は行けてないんだー。」

みんな笑って話してるけど、きっとその時は悔しかったに違いないと思う。

 

私もその後、1人目に関しては、初めて歩くところも見れなかった。

2人目のときは絶対に私が最初に見る!って意気込んでいたのに、

結局見れなかったんだよなー。

3度目の正直で、3人目の時はめでたく立つ瞬間も歩く瞬間も見れて。

感動もしたけど、

「あーやっと見れたー。」って思ったな。

 

バリキャリ女性でなくても、男性であっても、

育児以外の時間で1日の多くを使っている人は少なからず「あるある」だと思う。

本当は1番に見たい。1番でなくともその感動が新鮮なうちに見たい。

そう思うだろうけど、そうできない。

 

でも。

本当に子供の成長は早いから。

 

子供にとっての1日は長いけど、

仕事の1日はまた来るから。

 

ちゃんと子供の成長の一瞬一瞬を見られる余裕がほしい。

 

なーんて。

頭では思うんだけどねー。

実際仕事はいっぱい溜まってて無理なんだよねー。

でも、後でボディーブローのように効いてくるのよ。

あの時本当にそんなに仕事忙しかったのかなー、

1日くらい、朝遅めに出社できなかったのかなー。

 

後悔先に立たず。

ですな。